うえみずゆうき脳内議事録

うえみずゆうきのブログ。思ってもいない本音など。

ほんとうのことはなかなか言えない(見せかけだけの問い)

先日、「あなたのほんとうにやりたいことは何?」と問われました。

その場のメンバーによってかなりのバイアスがかかっていて、ほんとうのことなどとても言えそうにありません。

「あなたのほんとうにやりたいことは何?」という、いかにも経営者が問いたがるような問いだけでなく、あらゆる問いの中にこの問題は潜んでいるのです。

多くの人が、「ほんとうのことを聞きたい」なんて思っていなくて、自分が聞きたい答えを聞きたいのです。 見せかけだけの問いです。回答側に自由がない、まるでテストの答案用紙です。

いや、実はほんとうのことを聞きたいと思っているかもしれませんが、ほんとうのことを聞くだけの(受け止めるだけの)覚悟ができていないだけなのかもしれません。

いずれにせよ、聞かれた側としては、ほんとうのことを答えるに値しない問いに対して、ほんとうのことなど言うはずがありません。 もし、ほんとうのことを言うとしたら、それに気づいてない気にしてない場合でしょう。これは小学生の頃の自分と中学生の頃の自分を思い浮かべ、そのときの感覚の違いを分析すれば容易に理解できると思います。

考える機会に恵まれない問い、答えありきの見せかけだけの問いを浴びすぎて、答える気が失せてしまっている世の中だとぼくは思っています。

いつの間にか問われることそのものが鬱陶しくなっているのです。

問いが腐っているのです。

「あなたのほんとうにやりたいことは何?」は腐った問いかというと、そうとも言えません。問う側の精神の…(これ以上はやめておきます)。

とにかく、腐ったパスタを食べさせられて「これがパスタよ、美味しいでしょ?」と言われても、美味しいはずがありません。

腐ってないパスタを食べるべきなのです。

そうでないと、ほんとうのことなど言えるはずがありません。