うえみずゆうき脳内議事録

うえみずゆうきのブログ。思ってもいない本音など。

10代の頃にしか吹かない風

高校時代、あれはあれで悪くない日々だった。

振り返って思うのは、
人間はあまり知り過ぎない方が良いのかもしれないということ。

あの頃は誰かを好きだという気持ちだけで、何かを好きだという気持ちだけでお腹いっぱいだった。
生涯をいとも簡単に添い遂げられるような気がしていた。

依存的な関係の中で、無くなるかもしれはい恐怖の中で、それでも信じていられた。
精一杯の勇気と誠意だった。

全力で青かった。

知らぬが故に大胆になれる。
それはもしかしたら良いことなのかも知れない。
たとえ、手痛い結末を迎えたとしても、
せめて、生きた証にはなる。

中途半端に大人になると挑戦することさえ忘れてしまう。
街を見渡せば退屈な大人で溢れかえっている。
時々、呼吸しかしていないように見える。

もし挑戦している大人を見かけたら、自分をとてもラッキーだと思え。
まともな大人かどうかは分からないが、まともな人である可能性は高い。
できるなら友達になってしまえ。

知らない人だって、声をかけたらもう知り合いだ。

かつて、キラキラした目で友と打ち明けあったことがある。
あの日吹いていた風を思い出すと、何となく胸が苦しい。
苦しいけれど、悪くはない感覚。

あの風は10代の頃にしか吹かない類のもののような気がしている。

十分な根拠はないけれど。

最近、恋に依存する30代を見ると吐き気を催すことがある。

知ってしまったのか、それとも知ったような気になっているだけなのか。